多くの人がお給料で生活をしていると思います。俗にいうサラリーマンという職人です。
サラリーマンは1億円の仕事をしても収入が5000万円になるわけではありません。
代わりに10円の仕事しかしなくても定額の収入を得ることができます。(日本に限る)
これは給与所得という特性です。
収入というのは給料だけではないということを知りましょう。
税法上、収入には10のジャンルに分かれます。
この10ジャンルを知ることは、自身がどのようなお金の作り方ができるのかという思考を広げることができます。
給与所得 | 利子所得 |
事業所得 | 配当所得 |
雑所得 | 譲渡所得 |
一時所得 | 不動産所得 |
退職所得 | 山林所得 |
収入を最大化させるには、これら所得を組み合わせることが効率的です。
例えば、給与所得は実労働に対する対価なので自身の時間をお金に換える所得です。
逆に言うと、時間さえかければ確実な収入に繋がるのが給与所得です。
一方で、株式の売買などは譲渡所得となります。
株式投資の場合、株券を売った時に初めて利益が確定し譲渡所得が発生します。投資をすることでお金がお金を殖やすことができますが、確実に収入に繋がらず、減ることもあります。
どれくらいのリスクプレミアムがあるのかを良く把握しておきましょう。
(リスクプレミアムについては別記事を書きますね)
また、これら所得のジャンルにより税率が変わってくることも知っておきましょう。
サラリーマンで働いていると、給与所得しか得られません。
そしてそれは累進課税という高収入になると税率が増えるという沼にはまっていきます。
もう一度言います。税率が増えるのです。
がんばればがんばるほど、加速度的に税金が増えるのです。
ただがむしゃらに頑張って収入を増やすだけでなく、多くを知り効率よく財産を増やしていきましょう。
所得の多角化については、ロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」が有名です。
ロバートキヨサキ氏は、所得を4つの分類に分けています。彼はこれを「クワドラント」と名付けています。
1. E 労働者(Employee)
2. S 自営業者(Self Employee)
3. B ビジネスオーナー(Business Owner)
4, I 投資家(Investor)
EとSは自身の時間をお金に換える所得です。
BとIは人やお金を使ってお金を生む所得です。
Bが欲しいからと思っても簡単に成功はしません。
Iが欲しいからと投資しても増えるとは限りません。
BとIで収入を得るのはEやSと比べて非常に難しいです。
ではどうすれば良いか。
それはE/Sに務め、節約しお金を貯め、B/Iを始めてみることです。
特にI、投資は参入障壁が低くお勧めです。
投資と言っても株式投資や債券投資、不動産投資など多くの投資先があります。
投資の極意は、リスクが低くリターンが大きい商品に投資することです。
特におすすめなのは米国株式への投資です。
以下にて比較し確認してみましょう。
■株式投資
株式投資には、企業に投資する個別株投資と、信託会社が各指数を株式のように売買できるETFがあります。
日本個別株:リスク高 リターン中~大
日本ETF :リスク中 リターン中
米国個別株:リスク中 リターン大
米国ETF :リスク中 リターン大
日本はバブル崩壊後、30年以上のデフレ期がありました。結果、GDPや給料は伸びず株価も上昇していません。今後どうなるかは不明ですが少子高齢化と国政を見ると良い方向へ爆発するには革新が必要です。
一方、米国は経済に非常に強く、世界恐慌やリーマンショックなど幾多の下落を超え圧倒的に上昇しています。特にS&P500という指数が有名です。
米国市場への投資でのネックは、住んでいないから風土や企業がわからないことかと思います。
何かわからないけど資産を増やしたいと考えている方は、まずはS&P500指数のETFを購入してみてはいかがでしょうか。
■債券投資
債券(特に国債)は一般にリスクが低く、リターンも低いものが多いです。
日本国債:リスク低 リターン低
米国国債:リスク低 リターン中
日本は世界的に安定しており国家崩壊のリスクは低いです。一方で10年国債で年利0.5%以下です。
米国は敵国想定が多く戦争の影は見えますが国家崩壊のリスクは低いです。10年国債の年利は2~5%です。
債券は基本、額面の元本保証です。償還期間が設けられており、この期間を保有している間は年利を貰え、期間を終えると額面が返ってきます。デフレ社会に馴染んだ日本人にはにわかに信じられないかもしれませんね。
ただし、額面金額=購入金額ではないことは覚えておきましょう。
また、リスクやリターンを「高」「中」「低」で言われても判断しにくいと思います。
これは一般論でありその時々の経済状況にとって代わっていきます。現在がどれくらいのリスクリターンなのかを常日頃からコントロールするようにしましょう。
米国への投資が優位です。が、為替リスクはあります。
ドルがあれば世界へ目を向けることができ、世界へ出れば為替リスクは薄くなります。
世界へ目を向ける自分への投資と思い、まずは米国市場への投資をおススメします。
具体的に何に投資すればよいかは、市場との対話になりますので、別記事で紹介させていただきます。